7/17(日)は東京町家の第三回勉強会でした。今回は勉強会の後、いつも会場スペースをお借りしている
東京ガス新宿ショールームでいろいろな体験学習を行いました。
一つはガスコンロとIHクッキングヒーターの調理体験、もう一つはシニアシミュレーターのコースでしたが私は皆さんと一緒にシニアシミュレーターを体験してきました。
シニアシミュレーターというのは加齢に伴った不自由な体の状態での日常生活を疑似体験することが出来るコーナーです。
体に様々な道具を取り付け人工的に不自由な状態をつくりだします。
白内障のように見えるメガネ、耳栓、重りの入ったベスト、肘・膝・足首をサポーターで固定、3重の手袋、手足に重り。
こうなると途端に体の動きがおかしくなってきました。『不自由』なんです。
視界は全体的に黄色がかっていて所々、曇ったレンズのように見えにくい。隣で普通の声で話しかけられてもほとんど聞こえない。そうすると思考力が鈍くなってきます。
また手足の関節はサポーターで動きを制限され、さらに重りのせいで動かしにくい状況です。
この状態で様々な日常生活でのシーンを体験します。
階段の昇り降り、浴槽への出入り、車椅子を使用して廊下を移動。途中には昇りスロープ(1/8勾配)あり、曲がり角あり、内開きドアあり、段差(15ミリ)あり…。と日常ありえるシチュエーションばかりです。
こうするといろいろな事を感じました…。
“視覚、聴覚の衰えは全てにおいて大きな障壁になること”
“手足の衰えは本当にちょっとした動作が出来なくなってしまうこと”
“その結果、自然と何かに頼ろうと手が伸びていること”
“もしそこに何もなかったら…”
“もし今回のように片手足だけではなく両手足に及んだら…”
“車椅子の通行の大変さとその限界”
“バリアフリーって…”
とても有意義な体験でした。是非、興味ある方はお試し下さい。
予約制です。。。
東京ガス新宿ショールーム
とてもいい体験ができました!!(いまさらでお恥ずかしいですが…)次回勉強会もお楽しみに!!
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